在学中返済 [ ざいがくちゅうへんさい ]

用語解説


在学中返済とは、教育ローンや奨学金などにおいて、学生が在学している期間中から返済を開始する返済方式を指します。
一般的な教育ローンでは「卒業後返済」や「元金据置(利息のみ返済)」が知られていますが、在学中返済はそれらとは異なり、在学中から元金または元金と利息の両方を返済していく点が特徴です。

在学中返済を選択する最大のメリットは、卒業後の返済負担を大きく軽減できることにあります。
学生期間中に一部でも元金を返済しておくことで、卒業後に残る借入残高が少なくなり、結果として毎月の返済額や総返済額、支払利息を抑えることが可能になります。
就職直後は収入が安定しにくいため、卒業後の負担を減らしておきたい家庭にとって、在学中返済は堅実な選択肢といえます。

一方で、在学中返済には注意点もあります。
在学中はアルバイト収入や仕送りが中心となるため、無理な返済計画を立てると家計を圧迫するリスクがあります。
そのため、多くの教育ローンでは「在学中は返済額を少額に設定できる」「元金と利息の一部のみ返済できる」といった柔軟な設計が用意されています。家庭の収支状況に合わせて、返済額を慎重に設定することが重要です。

また、在学中返済は必須ではなく、任意で選択できるケースが多い点も押さえておく必要があります。
例えば、在学中は利息のみを返済し、途中から元金返済を始める、あるいは余裕がある月だけ繰上返済を行うなど、段階的な返済も可能です。
こうした柔軟性を活かすことで、家計への負担と将来の返済軽減を両立しやすくなります。

在学中返済は、単に「早く返す」という意味ではなく、卒業後の人生設計を見据えた返済戦略の一つです。
進学費用をどのように分担し、いつ・どの程度返済するのかを家族で共有しながら選択することが、教育ローンを無理なく活用するための重要なポイントとなります。