[ おまとめろーん ]

おまとめローンをお金のプロが徹底解説

用語解説


おまとめローンとは】

おまとめローンとは、複数の消費者金融や銀行から借り入れている借金を、新たな一つの金融機関からの借入によって全額返済し、以後の返済先を1社にまとめる(一本化する)専用のローン商品のことです。

主に、複数ある返済日を統一して管理の負担を減らすことや、適用金利を引き下げて毎月の返済額および総支払額を軽減することを目的として利用されます。

貸金業法の「顧客に一方的に有利となる借り換え」に該当するため、年収の3分の1を超える借入がある場合でも、総量規制の例外として利用できるケースがあります。

【おまとめローンのデメリットが総支払額に与える影響】

おまとめローンを利用することで毎月の返済額が減るというメリットの反面、返済期間が長期化し、結果として最終的な総支払額が増加してしまう可能性があるというデメリットが存在します。

これは利用者の家計にネガティブな影響を与えます。

毎月の負担が減った安心感から、元金が減るスピードが遅くなっていることに気づかず、長期間にわたって利息を支払い続けることになりかねません。

【デメリットを理解せずに長期間返済を続けるリスク】

デメリットである「総支払額の増加」を理解せずに契約するリスクは、将来の生活資金を無意識のうちに先食いしてしまう点にあります。

「月々の支払いが楽になったから」と浮いた分のお金を浪費してしまえば、総額で見た際の借金は一本化前よりも増えているというパラドックスに陥ります。

この仕組みの無理解は、一生涯にわたって金融機関に利息を搾取され続ける原因となります。

【おまとめローンのデメリットで想定以上に利息を支払った事例】

月々6万円の返済を3万円に減らす目的で、おまとめローンを利用した事例です。

金利は15%から12%に下がりましたが、毎月の返済額を半分に減らしたことで返済回数が大幅に延びてしまいました。

結果として、おまとめ前であれば3年で完済できた借金が、完済までに7年かかる計算となり、最終的に支払う利息の総額がおまとめ前よりも約20万円多くなってしまいました。

【デメリットを防ぐ対策と返済シミュレーションの活用】

デメリットによる総支払額の増加を完全に防ぐための対策は、契約前に必ず「カードローンNOW」の返済シミュレーションを活用し、「現状のまま完済した場合の総支払額」と「おまとめ後の総支払額」の2つを比較することです。

もしおまとめによって総支払額が増えてしまう場合は、毎月の返済額の設定を少し引き上げるか、余裕のある月に積極的な繰り上げ返済を行う計画を立てることが重要です。

【おまとめローンの厳しい審査が利用者に与える影響】

おまとめローンは、複数の借入をまとめるため融資額が高額になりやすく、一般的なカードローンよりも審査が厳格に行われるという影響があります。

金融機関は貸し倒れのリスクを慎重に見極めるため、申込者の年収に対する借入総額の割合や、過去の返済履歴(延滞の有無)を厳格にチェックします。

これにより、現状の借金で首が回らないほど困窮している人は、逆に審査を通過しにくいというジレンマに直面します。

【審査落ちを繰り返して申し込みブラックになるリスク】

「どこかには通るだろう」と希望的観測を持ったまま、短期間に複数のおまとめローンに申し込み続けるリスクは極めて危険です。

審査に落ちた事実(申し込み履歴)は信用情報機関に半年間記録されるため、連続して申し込むと「多重申し込み(申し込みブラック)」とみなされ、さらに審査に通らなくなります。

これにより、おまとめによる状況改善の道が完全に絶たれる危険性があります。

【審査に落ちて自転車操業が加速し行き詰まった事例】

借入件数が4社に達し、過去半年以内に数回の返済遅延を起こしていた方が、おまとめローンの申し込みをした事例です。

金融機関からは「返済能力信用力に著しい懸念がある」と判断され、審査は否決されました。

すでにすべてのカードローンの限度額がいっぱいだったため、翌月の返済資金が用意できず、闇金からの借り入れに手を出してしまい、深刻な多重債務へと陥ってしまいました。

【審査を通過するための対策と借入先の選び方】

おまとめローンの審査通過率を高めるための対策は、申し込み前に少額の借入先が1つでもある場合は、無理をしてでも先に完済・解約し、「借入件数」を1件でも減らすことです。

また、審査に不安がある場合は、「カードローンNOW」の借入ガイドを参考に、自身の属性でも通過可能性がある消費者金融系のおまとめローンを慎重に選び、無駄な申し込み履歴を作らないよう一社に絞って申し込むことが不可欠です。

【おまとめローンでの一本化が信用情報に与える影響】

複数社からの借入を一つにまとめる(一本化する)ことは、個人の信用情報に対してポジティブな影響を与えます。

借入件数が3社や4社と多い状態は、新規ローンやクレジットカードの審査において「多重債務者」として極めて不利に働きます。

おまとめローンで他社を完済して借入先を1社に減らすことで、見かけ上の債務管理が適正化され、長期的には自身の信用力を回復させることに繋がります。

【借入を一本化せず放置し多重債務に陥るリスク】

複数の借入を一本化せずに放置するリスクは、利息の支払いに追われる「自転車操業」状態に陥ることです。

A社の返済のためにB社から借り入れ、B社の返済のためにC社から借りるというサイクルは、元金が全く減らずに利息だけが増え続ける最悪のパターンです。

この状態を放置すれば、遅かれ早かれすべての枠が限界に達し、延滞によるブラックリスト入りや、給与の差し押さえといった事態を招きます。

【3社の借入を一本化して完済の目処が立った事例】

クレジットカードのリボ払いや消費者金融など、合計3社から細かく150万円を借り入れていた事例です。

毎月の返済日が月に3回もあり、管理のストレスが限界に達していました。

これを銀行のおまとめローンで一本化した結果、適用金利が大幅に下がり、返済日も月に1回に統一されました。

月々の返済額の負担が減ったことでキャッシュフローが改善し、着実に元金を減らして完済へ向かっています。

【一本化を成功させる対策と完済済みカードの解約】

一本化を確実な成功に導くための対策は、おまとめローンで完済した元のカードローンの「解約手続き」を必ず行うことです。

完済しても解約しなければ枠が残ったままになり、「また借りられる」という油断から再び借金をしてしまう人が後を絶ちません。

借り換えが完了したら、元のカードには直ちにハサミを入れ、物理的に再借入ができない状態を作ることが、真の借金解決へ向けた鉄則です。

【おまとめローンが将来の住宅ローン審査に与える影響】

すでに高額なおまとめローンを契約している状態は、将来の住宅ローンの審査に対して絶望的なマイナスの影響を与えます。

住宅ローンの審査では「返済負担率(年収に対する年間返済額の割合)」が厳しく見られます。

おまとめローンのような多額の担保債務があると、返済負担率の基準をオーバーしてしまい、どれほど年収が高くても、住宅ローンの審査にほぼ100%の確率で否決されます。

【おまとめローンを隠して住宅ローンに申し込むリスク】

配偶者や不動産業者におまとめローンの存在を隠し、そのまま住宅ローンの事前審査に申し込むリスクは重大なトラブルを引き起こします。

信用情報機関を照会されれば隠し借金は確実にバレるため、不自然な審査落ちによって家族に借金が露見するケースが後を絶ちません。

これにより、マイホームの購入が白紙になるだけでなく、夫婦間の信頼関係が崩壊し、最悪の場合は離婚に繋がる危険性があります。

【おまとめローンの残債が原因で住宅ローン審査に落ちた事例】

頭金も十分に用意し、夫婦の合算収入も基準をクリアしていたにもかかわらず、夫におまとめローンの残債が200万円残っていたため、住宅ローンの本審査で否決された事例です。

本人は「一本化して返済しているから問題ないだろう」と甘く考えていましたが、金融機関からは「既存の無担保債務が多すぎる」と判断されました。

結果として手付金が戻らない事態となり、大きな経済的ダメージを受けました。

【住宅ローン審査に向けた対策と計画的な完済】

将来的に住宅ローンを組む予定がある場合の必須の対策は、住宅ローンの審査に申し込む前に、おまとめローンを完全に完済し、解約手続きを済ませておくことです。

ボーナスなどのまとまった資金が入った際は全額を繰り上げ返済に充て、一刻も早く無担保借入をゼロにする必要があります。

カードローンNOWの情報を活用し、最適な返済計画を立ててクリーンな信用情報を取り戻すことが住宅購入の絶対条件です。