返済延滞 [ へんさいえんたい ]

用語解説


返済延滞とは、ローンやクレジットの返済期日を過ぎても支払いが行われない状態が一定期間以上続いていることを指します。
一般的に、数日程度の支払い遅れは「返済遅延」と呼ばれることが多いのに対し、返済延滞はより深刻な状態として扱われます。
金融機関信用情報の分野では、返済管理上の重要な判断材料となる用語です。

返済延滞の大きな特徴は、信用情報への影響が避けられない点にあります。
一定期間(目安として61日以上、または3か月以上など)返済が滞ると、信用情報機関に「延滞」や「異動情報」として登録される可能性が高くなります。
この情報は、他の金融機関とも共有されるため、新たなローンの申込みやクレジットカードの作成、限度額の増額などが非常に難しくなります。

また、返済延滞中は遅延損害金が日々加算されます。
遅延損害金利率は通常の利息よりも高く設定されていることが多く、返済が長引くほど負担は大きくなります。
元金がなかなか減らない状態が続き、結果として総返済額が大幅に増えるケースも少なくありません。

返済延滞が続くと、金融機関からの連絡も段階的に強まります。
電話や書面での督促に始まり、利用停止期限の利益喪失といった措置が取られることがあります。
期限の利益を失うと、分割返済の権利がなくなり、残っている借入金を一括で返済するよう求められる場合もあります。
さらに状況が悪化すると、債権回収会社への移管や法的手続きに発展する可能性もあります。

返済延滞を防ぐためには、日頃から返済計画を立て、返済日と返済額を正確に把握することが重要です。
もし返済が困難になりそうな場合は、延滞に至る前に金融機関へ相談することで、返済条件の見直しや猶予措置が検討されることもあります。

返済延滞は、金銭的負担だけでなく、将来の信用にも長期的な影響を与える状態です。
早期の対応と適切な相談が、問題を深刻化させないための鍵となります。