返済回数 [ へんさいかいすう ]
用語解説
返済回数とは、ローンや借入金を完済するまでに行う返済の総回数を指す用語です。
一般的には「毎月返済」を前提とし、「〇回払い」「〇回返済」といった形で契約書や返済計画書に明記されます。
例えば返済回数が36回であれば、3年間にわたって毎月返済を行うことを意味します。
返済回数は、借入金額・金利・返済方法(元利均等返済、元金均等返済など)と密接に関係しています。
返済回数が多い、つまり返済期間が長くなるほど、1回あたりの返済額は抑えられますが、その分支払う利息の総額は増える傾向があります。
反対に返済回数を少なく設定すると、毎月の返済負担は重くなるものの、利息総額は抑えやすくなります。
金融機関は、返済回数を設定する際に、借入者の返済能力や年収、他社借入状況、年齢、完済時年齢などを考慮します。
特に長期ローンでは「完済時年齢」が重視され、一定年齢(例:70歳〜80歳)までに完済できる返済回数しか認められないケースもあります。
そのため、希望する返済回数があっても、必ずしもその通りに設定できるとは限りません。
また、返済回数は途中で変更できない場合も多く、繰上返済や一部返済を行うことで実質的に返済回数を減らすという形が一般的です。繰上返済を行うと、返済期間を短縮する「期間短縮型」と、毎月返済額を軽減する「返済額軽減型」を選べる場合があり、どちらを選択するかによって将来の負担が変わります。
返済回数を決める際は、「毎月いくらまでなら無理なく返済できるか」という視点だけでなく、総返済額や将来の生活変化(転職、結婚、教育費、医療費など)も見据えることが重要です。
短期的な負担軽減だけを重視して返済回数を増やしすぎると、結果的に利息負担が大きくなり、長期間にわたって家計を圧迫する可能性があります。
このように返済回数は、単なる数字ではなく、返済計画全体のバランスを左右する重要な要素です。
借入時にはシミュレーションを活用し、自身の収支や将来設計に合った返済回数を慎重に設定することが、無理のないローン利用につながります。


