差額振込み [ さがくふりこみ ]

用語解説


差額振込みとは、ローンや分割払いなどで資金が支払われる際、実際に必要となった金額と、すでに支払済み・確定している金額との差分のみを振り込む仕組みを指します。
主に目的別ローンや購入資金ローン、工事・サービス完了後に金額が確定する取引などで用いられる実務的な用語です。

例えば、商品やサービスの見積額をもとにローン審査を行い、上限額が承認された後、実際の請求金額が確定した段階で、自己資金ですでに支払った分を差し引いた残額のみが振り込まれるケースがあります。
このときに行われる振込みが差額振込みです。教育ローンリフォームローン、趣味性の高い購入ローンなど、金額が事前に完全確定しにくい分野で多く見られます。

差額振込みのメリットは、必要以上に借入をせずに済む点にあります。
ローン利用者にとっては、実際に使った分だけを借りる形になるため、利息負担を抑えやすいという利点があります。
また、金融機関側にとっても、資金使途が明確になり、不正利用や過剰融資を防ぐことにつながります。

一方で注意点もあります。差額振込みを行うには、支払済み金額を証明する書類(領収書、振込控え、請求書など)の提出を求められることが多く、書類不備があると振込みが遅れる可能性があります。
また、差額が発生しない場合や、想定より金額が下回った場合には、ローン契約額そのものが変更されるケースもあります。

このように差額振込みは、資金の使い道と実額を一致させるための重要な仕組みであり、ローンを無駄なく、計画的に利用するための実務上欠かせない概念といえます。