多目的ローン [ たもくてきろーん ]

用語解説


多目的ローンとは、借入資金の使い道を一つに限定せず、生活に関わるさまざまな目的に利用できるローン商品を指します。
資金使途が明確に決められている自動車ローンや教育ローン医療ローンなどとは異なり、比較的自由度が高い点が特徴です。
引越し費用、家電の購入、旅行費用、冠婚葬祭費、急な生活費の補填など、日常生活の中で発生する複数の支出にまとめて対応できることから、幅広い層に利用されています。

多目的ローンは主に銀行や消費者金融信販会社などが取り扱っており、証書貸付型として提供されるケースが一般的です。
あらかじめ借入金額と返済期間、金利が定められ、毎月一定額を返済していく仕組みとなっています。
カードローンと比べると追加借入の自由度は低いものの、その分、金利が比較的低めに設定されている場合があり、計画的な返済を前提とした利用に向いています。

一方で、多目的ローンであっても事業性資金や投資目的、ギャンブル資金などには利用できないことが多く、契約時には資金使途の確認が行われる場合があります。
また、使途自由とされていても「生活関連資金」に限られるケースがあり、契約条件の確認は欠かせません。
金融機関によっては、見積書や申告内容の提出を求められることもあります。

審査においては、年収や勤務状況、信用情報、他社借入状況などが総合的に判断され、返済能力が重視されます。
総量規制の対象となる場合も多く、消費者金融が提供する多目的ローンでは、原則として年収の3分の1以内に借入が制限される点にも注意が必要です。

多目的ローンは、資金用途の柔軟性と返済計画の立てやすさを兼ね備えた便利なローンですが、使い道が広い分、目的を明確にせずに利用すると返済負担が大きくなりやすい側面もあります。利用前には必要金額を精査し、家計全体を見据えた無理のない返済計画を立てることが重要です。