医学ローン [ いがくろーん ]
用語解説
医学ローンとは、医療行為にかかる費用を目的として利用できるローンの総称で、
主に保険適用外となる治療費や高額な医療費の支払いをサポートするための金融商品です。
一般的なカードローンやフリーローンとは異なり、「医療費に使うこと」を前提に設計されている点が特徴です。
医学ローンの対象となる費用には、
先進医療、自由診療、がん治療、歯科治療、矯正歯科、不妊治療、美容医療、検査費用、入院に付随する費用などが含まれます。
健康保険が適用されない治療は自己負担額が高額になりやすく、数十万円から数百万円単位の費用が発生することも珍しくありません。
こうした一時的な大きな支出に対応する手段として、医学ローンが利用されます。
多くの医学ローンでは、借入金の振込先が医療機関に指定されるケースがあり、
申込み内容に基づいて金融機関から病院やクリニックへ直接支払われる仕組みが採用されることもあります。
このため、資金使途が明確であり、一般のローンと比べて審査条件や金利が抑えられる場合があります。
また、治療完了後に支払われるケースや、支払済み資金を一定期間内であれば対象とする商品も存在します。
返済方法については、元利均等返済や元金均等返済が採用されることが多く、
毎月の返済額を一定にすることで家計管理がしやすい設計になっています。
治療期間中は利息のみの返済や、一定期間返済を据え置く制度が用意されている商品もあり、患者の負担を軽減する工夫がされています。
一方で、医学ローンは原則として事業性資金や投資目的には利用できません。
また、医療目的以外の支出に使うことは禁止されており、使途確認書類や診療内容の提出を求められることがあります。
申込者が患者本人でなく、親族が申込めるケースもありますが、その場合も審査対象は申込者本人の信用情報や返済能力となります。
医学ローンを検討する際は、金利や返済期間だけでなく、医療専用ローンであるかどうか、
保険適用外医療費への対応範囲、繰上返済の可否、利子補給制度や自治体支援制度との併用可否などを確認することが重要です。
治療と生活の両立を図るためにも、無理のない返済計画を前提に利用することが求められます。
