元金据置期間 [ がんきんすえおききかん ]

用語解説


元金据置期間とは、ローン返済において「元金の返済を一時的に行わなくてよい期間」のことを指します。
この期間中は、元金の返済が猶予され、利息のみ、または最低限の返済額だけを支払う仕組みになっているのが一般的です。
主に教育ローン医療ローン元金据置型カードローンなどで採用されており、借入後すぐに元金返済が始まらない点が特徴です。

元金据置期間が設けられる最大の目的は、借入直後の返済負担を軽減することにあります。
例えば、在学中の学生が利用する教育ローンでは、学費や生活費の支出が重なる時期に元金返済まで求められると、家計への負担が大きくなります。
そのため、在学中は元金据置期間とし、卒業後や就職後に元金返済を開始する設計が多く見られます。
医療ローンにおいても、治療期間中や療養中は収入が減少する可能性があるため、元金据置期間が設定されるケースがあります。

この期間中であっても、利息は通常どおり発生します。そのため、「返済が不要な期間」と誤解されがちですが、実際には利息分の支払いは続き、元金が減らない状態が続くことになります。
元金据置期間が長くなるほど、元金が減らない期間も長くなり、結果として総返済額が増える可能性がある点には注意が必要です。

また、元金据置期間終了後は、元金と利息をあわせた通常返済が始まります。
その際、据置期間がある分、返済期間が短くなったり、月々の返済額が高くなったりすることもあります。
そのため、据置期間終了後の返済額を事前に確認し、無理のない返済計画を立てておくことが重要です。

元金据置期間は、資金が必要な時期を乗り切るための有効な仕組みですが、返済を先送りする制度でもあります。メリットとデメリットを正しく理解し、将来の収入見込みやライフプランを踏まえて利用することが、賢いローン活用につながります。