元利均等返済 [ がんりきんとうへんさい ]

用語解説


元利均等返済とは、ローンの返済方法のひとつで、毎月の返済額(元金+利息の合計)が返済期間を通してほぼ一定になる方式を指します。
住宅ローンや教育ローン、各種目的別ローンカードローンなど、幅広い金融商品で採用されている一般的な返済方法です。

この返済方式の最大の特徴は、返済開始から完済まで月々の返済額が大きく変わらない点にあります。
返済額が一定であるため、家計管理や返済計画を立てやすく、「毎月いくら支払えばよいか」が明確になります。
そのため、長期間にわたるローンや、将来の収支を安定させたい人に向いている返済方法といえます。

一方で、返済の内訳には特徴があります。
返済初期は、毎月の返済額のうち利息の占める割合が大きく、元金の減りが遅いという点です。
返済が進むにつれて利息部分は徐々に減り、元金の返済割合が増えていきますが、初期段階では元金がなかなか減らないため、借入残高が高い状態が続きます。

この仕組みにより、元利均等返済は総返済額が元金均等返済より多くなりやすいというデメリットがあります。
利息は借入残高に対して計算されるため、元金の減りが遅い分、支払う利息の合計が増える傾向にあるのです。
ただし、その分、返済初期の負担が軽く、無理なく返済をスタートできるというメリットがあります。

また、繰上返済を行う場合、元利均等返済では特に返済初期に繰上返済をするほど利息軽減効果が大きいとされています。
早い段階で元金を減らすことで、将来支払う利息を大きく抑えることが可能です。

元利均等返済は、「毎月の返済額を安定させたい」「長期的に計画的な返済をしたい」という人に適した返済方法です。
一方で、利息負担や総返済額の増加といった点も理解したうえで、自身の収入状況や返済期間に合った返済方式を選ぶことが重要です。