信用力 [ しんようりょく ]

用語解説


信用力とは、個人や法人が「お金を借りたあと、約束どおり返済できると判断される信頼性」の度合いを指します。
金融機関信販会社貸金業者がローンやクレジットカードの審査を行う際に、最も重視する判断基準のひとつがこの信用力です。
信用力が高いと評価されれば、審査に通りやすくなり、金利や利用条件も有利になる傾向があります。

信用力は単一の要素で決まるものではなく、複数の情報を総合的に見て判断されます。
代表的な要素としては、年収や雇用形態、勤続年数、居住年数といった「属性情報」、そして過去から現在に至るローンやクレジットカードの利用状況、返済履歴などの「信用情報」があります。
これらを組み合わせて、「継続的かつ安定した返済が見込めるか」が評価されます。

特に重要なのが信用情報に記録されている内容です。延滞滞納がなく、毎月きちんと返済を続けている場合は信用力が高まりやすくなります。
一方で、返済遅延や長期延滞、債務整理などの履歴があると、信用力は大きく低下します。
また、短期間に複数のローン申込みを行うことも、「資金繰りに余裕がないのではないか」と判断され、信用力を下げる要因になることがあります。

信用力は一度下がるとすぐに回復するものではありませんが、時間をかけて改善することは可能です。
返済期日を守り続けること、借入額を必要最小限に抑えること、不要なクレジットカードやローンを整理することなどが、信用力を高める基本的な行動となります。また、長期間にわたり安定した取引実績を積み重ねることも、信用力の向上につながります。

なお、信用力は「人柄」や「印象」で決まるものではなく、客観的なデータと実績によって評価される指標です。
そのため、自分自身の信用力を意識したお金の使い方や返済管理を行うことが、将来のローン利用や大きな資金計画を立てるうえで非常に重要になります。