保証人

用語解説


保証人とは、借りた本人(債務者)が返済できなくなった場合に、その返済を代わりに行う義務を負う人のことです。
ローン契約では「本人が返す」が前提ですが、万が一に備えて金融機関は保証人を求めることがあります。保証人になることは非常に重い責任を伴い、安易に引き受けるとトラブルに発展しやすい制度です。

【保証人の役割】

● 債務者が返済不能になった時に“肩代わり”する
● 本人が延滞すると、保証人にも督促が届く
● 最終的に本人の全額を支払う可能性がある
● 保証人自身の信用情報に影響する
保証人は、金融機関にとって「返済保証」の担保の一つ。

【保証人の種類】

◎ ① 保証人(一般保証)
負担する責任は「本人が返せなかったときに限る」。
金融機関はまず本人に請求し、それでも返済されない場合に保証人へ請求される。
◎ ② 連帯保証人
もっとも責任が重い保証形態。
本人と同じ義務を負うため、いきなり連帯保証人に請求が来ることも可能。
● 本人より先に請求される
● 本人が破産しても連帯保証人の義務は消えない
● 責任は借金の全額に及ぶ
→ トラブルの多くはこの「連帯保証人」

【保証人になる条件】

金融機関は以下をチェックして「保証人として適格か」を判断する。
● 安定した収入があるか
● 返済実績・信用情報に問題がないか
多重債務でないか
● 年齢・雇用形態・勤務先
● 本人との関係性(家族・親族・勤務先など)

【保証人のリスク(とても重要)】

● 返済義務は本人と同レベル
● 延滞すると保証人にも事故情報がつく
● 本人の借金が増えると、自動的に保証人の負担も増える
● 債務整理(任意整理個人再生・自己破産)が本人に起きると、保証人へ請求が移る
● 家族・友情関係のトラブルに発展しやすい
→ 保証人制度を巡る問題は社会問題として長年続いている。

【保証人が必要となるケース】

● 家賃の契約(賃貸住宅)
教育ローン
● 中小企業向け融資
● 一部のフリーローンや事業資金ローン
● 個人間の金銭貸借
※最近は保証会社を利用するケースが増え、保証人を求められない契約も増えている。

【保証人を断るべきケース】

● 本人に返済能力がない
● 収入や勤務先が不安定
● 借金癖がある
● ローンの内容が不明確
● 保証人のリスク説明が曖昧な場合
→ 一度保証人になると、責任から逃げるのはほぼ不可能。

保証人とは、借金の“最終責任を肩代わりする人”。とくに連帯保証人は本人と同等の義務を負うため、慎重に判断する必要がある。
金融機関は保証人がいることで貸付リスクを下げられるが、保証人自身には大きな負担とリスクが伴う。