マリンローン [ まりんろーん ]

用語解説


マリンローンとは、ボートやヨットなどの船舶の購入、ならびにその維持・管理に関わる費用を目的として利用できるローンの総称です。
船舶購入ローンやボートオーナーズローンとほぼ同義で使われることも多く、マリンレジャーを楽しむ個人向けに設計された目的別ローンの一種といえます。

マリンローンの主な資金使途は、新艇・中古艇の購入費用だけでなく、マリーナ艇置料(保管料)や艇置料の初期費用、メンテナンス費用、部品交換費用、修理費用など、船を所有・維持するために必要な関連費用全般が含まれる点が特徴です。
自動車ローンに比べて対象が限定的である分、船舶特有のコスト構造を考慮した設計になっています。

融資形態としては証書貸付が一般的で、まとまった金額を一括で借り入れ、毎月決まった額を返済していく方式が多く採用されています。
金融機関によっては、購入予定金額での事前審査が可能な場合もあり、購入計画を立てやすい点もメリットです。
また、すでに利用中のローンを一本化できる商品もあり、返済管理の簡素化を目的にマリンローンを活用するケースもあります。

一方で、マリンローンは原則として個人の趣味・レジャー目的に限定されており、事業性資金や投資目的での利用は認められていません。
例えば、チャーター事業やレンタル目的での船舶購入は対象外となるのが一般的です。
そのため、申込み時には利用目的の確認や、購入契約書・見積書などの提出を求められます。

金利水準は、担保型の場合は一般的な自動車ローンや多目的ローンと同程度、またはやや高めに設定されることが多く、担保設定の有無や申込者の信用力によって条件は大きく変わります。
船舶を担保とするケースもありますが、中古艇の場合は評価が低くなり、希望額どおりの融資が受けられないこともあります。

このようにマリンローンは、船を「買う」ためだけでなく、「持ち続ける」ための費用までカバーできる点が大きな特徴です。
マリンライフを長期的に楽しむためには、購入費用だけでなく維持費を含めた返済計画を立てたうえで、無理のない条件で利用することが重要です。