がん治療ローン [ がんちりょうろーん ]
用語解説
がん治療ローンとは、がんの診断・治療にかかる高額な医療費を目的として利用できる、医療用途に特化したローンのことです。
一般的な医療ローンの中でも、先進医療や自由診療など、保険適用外となる費用への対応を想定して設計されている点が特徴です。
がん治療では、手術や抗がん剤治療、放射線治療に加え、陽子線治療や重粒子線治療などの先進医療を選択するケースがあります。
これらの治療は高い治療効果が期待される一方で、公的医療保険の適用外となることが多く、数百万円単位の費用が必要になる場合もあります。
がん治療ローンは、こうした自己負担額を一時的に補うための資金調達手段として利用されます。
利用対象は患者本人だけでなく、配偶者や親族が申込者となるケースに対応している商品も多く、収入が安定していれば本人以外でも申込みが可能です。
また、治療内容や通院計画に合わせて、借入金額や返済期間を柔軟に設定できる点も特徴です。
返済方式は元利均等返済が採用されることが多く、毎月の返済額を一定にすることで、治療中の家計負担を抑えやすくなっています。
金利はカードローンよりも低めに設定されている場合が多く、医療目的であることから用途が明確で審査が比較的スムーズな傾向があります。
ただし、審査では申込者の返済能力や信用情報が確認されるため、必ずしも誰でも利用できるわけではありません。
がん治療ローンは、「治療の選択肢をお金の理由で狭めたくない」「貯蓄をすべて切り崩さずに治療を続けたい」と考える人にとって、有効な選択肢のひとつです。
一方で、借入である以上、返済義務が生じるため、医療費助成制度や高額療養費制度などの公的支援と併せて、慎重に検討することが重要です。
